宋苑瑞 Wonsuh SONG
私は、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、大学まで韓国のソウルで過ごしました。人文地理学と自然地理学の融合や学際的な研究に興味を持っています。大学1年の冬休みに、偶然日本を旅行した際に、その繊細な文化に魅了されました。それ以降、日本語を学び、2002年に日本政府の国費留学生として筑波大学生命環境科学研究科で博士(理学)学位を取得しました。現在は、早稲田大学・日本大学・成蹊大学・共立女子大学などで、地理・地誌・環境に関する講義を日本語と英語で行い、地理学の面白さと魅力を伝えるように努めています。将来も、地理学を通じて多くの学生に学びの喜びを伝え、彼らが異文化を理解し国際感覚を持った人材として成長できるように貢献したいと思っています。
私の現在の研究テーマは、農業と水問題に関するもので、特にカリフォルニア州における干ばつと農業、そして山火事の相関関係について調べています。気候変動だけでなく、農業にもフォーカスを当て、山火事の根本的な原因分析を行い、今後の対策を提案することを目標としています。